妻の鬱と育児と私

子どもが産まれ、妻が鬱になりました。感じたことを綴ってみようと思います。

妻のサポートと育児と仕事

このBlogでほんの僅かでも、同じような境遇にいらっしゃる方の参考になれば幸いです。

 

妻がうつ病を発症してもう2ヶ月。その間、僕の日常は大きく様変わりしました。

その中でやってみたこと、感じたことを記してみようと思います。

 

まずは、仕事のお話。

これは厄介なもので、僕の場合は、お金の知識が豊富なわけではないので、仕事をしなければ一家で生活ができず、露頭に迷うことになりますね。。

仕事をしなくてはなにも始まらないわけですが、私の場合は、去年から受け持つ仕事が変わり、より責任がつきまとう仕事をこなさなくてはならなくなりました。

(偉くなったわけでもありませんが。。)

そのため、仕事で受けるストレスも大きくなったと感じます。

 

そんな中で、自分ができること、やらなければならないこと、やってはいけないことを考えて実行に移していくのは予想以上に大変です。

でも、自分ができることをやることが、妻のためにも、ジュニアちゃんのためにもなると思えば、当面はなんとかなるものです。

 

今回は、個人的な体験をもとにしたやってよかったこと。を書いてみようと思います。

 

■やってよかったこと

 ・うつ病や鬱というものに関する勉強

 >気になる本を手に取るところから

 気になる本は買ったほうが良いかもしれませんが、図書館に行って関連書籍の索引を眺めてみるだけでも十分勉強になりました。

 通勤時間などスキマ時間が取れる方にはお勧めしたいです。

 

・自分自身の気分転換

 >友人にあってくる

 妻がうつ病なのに、自分は気分転換するのか?

 と、お叱りの声が聞こえてきそうですが、これは大変重要です。

 なにより、自分自身も人間なので、ロボットのように妻のサポートや育児に徹することは難しいです。

 夫婦二人きりで暮らしていた頃とは環境が一変していますので、無意識でもストレスは溜まってしまうでしょう。

 育児と、サポート続けていくためには重要です。

 

 >LIVEへ行ってくる 

 僕の場合は、いいタイミングで旧友と友人のLIVEイベントに行く機会ができました。

 LIVEイベントで皆が笑っているところを見ると、気が紛れるというか、休まるところもありましたね。。

 有名アーティストのLIVEイベントは、場所やキャパ人数によっては逆にストレスになってしまうこともあるでしょう。

 周りにバンドマンがいる方は、そのLIVEイベントなどに出かけてみるはおすすめです。

 

・自分のことは基本自分でやること

 >大人は自分のことは自分でやる

 一人暮らしのときは当たり前ですよね。

 でも、結婚して、妻が夕食を作ってくれたり、旦那が後片付けをしたり。など、役割分担をしている方は少なからずいらっしゃると思います。

 相手がやってくれていること。自分がやっていること。無意識で役割分担をしていることがおそらくあると思います。

 これらは、相手に頼らず、自分のことは率先して自分でやってみるといいかもしれません。

 事実、相手の為を思って、日々当たり前のようにやっていることが、実は強いストレスになっている場合もあります。

 ストレスが爆発する前に、そういった事柄やストレスを上手く分担できるとよいですね。

 

・ジュニアちゃんのご飯のストックを作ること

 >色々なスープづくり

 僕はあまり料理は得意ではないです。

 が、これを気にやってみたのですよ。そしたら以外に楽しくて。主に野菜と肉を煮込むだけなのですが、それなりに手間かけて作って、ジュニアちゃんが美味しく食べてくれると嬉しくなるものです。

 とはいえ、もちろん食べてくれないこともあります。ジュニアちゃんの心は日々変化してますからね。。w

 そんなときは「なんであんなに頑張ったのに食べてくれないんだろう」とはなるべく考えないようにするのが良さそうです。

 

・育児や鬱に関して、同じ本を読むこと

 妻が育児に関する本を読んでいる場合は、同じ本を読んでみるのはとても勉強になります。

 自分では思いもよらない様なことを、相手は考えていたり、感じていたりする。

  こういった部分がちょっとずつわかるようになりますから。

 こういう気づきあ大事なんでしょうかね。。

 

・相手の行動や言動に対して必要以上に心配すること

 よく、相手に寄り添って。といいますが、この距離感が難しくないですか。

 近すぎると逆効果で、遠すぎるのは論外ですが。。

 僕の場合は、どちらかと言うと心配症です。

 妻にとっては、そっとしておいてほしいときに近すぎて、そうでないときに遠かったのかなと思っています。

 距離感は、自分のなかで試し試しするしかないような気がします。。

 

 今までやったことのない体験をする中で、新しい楽しみになる部分もありました。

自分がいかに、妻に育児と家事を頼りきっていたかも、わかるようになってきたような気がします。

何事もやってみなければわからないものですね。

耐える日々と勘違いが連続の一ヶ月

同じ境遇に置かれた誰かの参考になってくれたなら、救いかもしれません。

 

妻が鬱と診断されて早一ヶ月が経過しました。 

一ヶ月目は、とにかくしんどい日々の連続でした。

 

直接のきっかけはジュニアくんが初めて入院したあと、僕も妻も体調を崩してしまったところからかもしれない。

 

人間、本当に心の余裕がなくなると、自分が冷静のつもりでいても、まともに考えられなくなるのかもしれないです。

 

妻が寝込んでいる間、育児と家事と、看病と仕事と。更には自分も体調を崩しながら、これらを主に一人でやらないといけない。

この状況は、今振り返ってもストレスがたまらないわけがないと思います。

 

妻から言われた一言で、感情が抑えきれなくなり、ちょっとした口論になりました。

(もともと僕も妻も、自分の気持ちを押さえ込む方の人間なので、余裕がなくなると時々爆発してしまうのだとあとで気づきました)

 

今思い返せば、僕はただ正論だと思う意見を言っていただけだったんだと思います。

相手の悩みや、思いの根っこにあるものをわかろうとせず、相手が本当はどうしてほしいのかもわからなかった。

 

自分のことしか考えない、最低なことをしていたんだと思います。

 

ここから、妻は様子が変わり、夜中に異常な行動を取ったり、家出をするようになりました。

 

とある日、精神科の病院へ行って診察受けてきたということ。抗うつ剤の薬をもらってきたということを告げられ、授乳中のジュニアくんにも少なからず薬の成分が流れることを告げられました。

 

その時は、ショックと不安でいっぱいになりながらも、心のどこかで「大したことはないだろう」と思っていたんではないかとおもいます。

もしくは、自分がなんとかしよう。鬱に負けてられるか!!
などと考えていたように思います。 

 

あとで気づきましたが、それも間違いでした。無知は怖いものです。

僕は、うつ病がただの考え方の問題で、怠け者の病気と、心の何処かで思っていたんです。

 

そんな考えの人間が、うつ病の人間と向き合えるわけありませんよね。

そんな自分は、妻の一言で、人生を全否定された気分になりました。

 

そこからでしょうか。自分にも、ちゃんと素直に向き合わなくちゃ。

と強く感じました。

 

このことに気づかなければ、こうして何か一歩を踏み出すこともなかったかもしれない。

 

妻に感謝ですね。

そしてここからが本番ですね。

無理せず、できることをやってみようと思います。

 

続きはまた今度。

次は、やってみてよかったこと、悪かったことをまとめてみようと思います。